ケアセンタートピックス 「脳活性化トレーニング」

ケアセンターリハ部門からトピックスです。

今回はケアセンターでよく提供している脳活性化トレーニング(脳トレ)を紹介します。

はじめに日本の認知症の現状はご存知ですか?

認知症1300万人時代の到来と言われています。

日本の総人口は、2016年4月には1億2698万人と減少が進んでいます。そのなかで、大きな問題となっているのが高齢者の増加、そしてそれに伴う「認知症の急増」です。

厚生労働省は2015年1月、全国で認知症の患者数が2025年には700万人を超えると発表しました。これは、65歳以上の高齢者のうち、5人にひとりが認知症に該当する計算です。

「認知症予備軍」といわれる軽度認知障害(MCI)を加えると約1300万人となり、65歳以上の3人にひとりが認知症またはその予備軍ということになります。

ケアセンターでは間違い探し、パズル、計算、オセロ、囲碁などを提供し、利用者さんはその中から好きなものを選択して取り組まれています。

一番人気は間違い探し!間違い探しはそこに何があり、どのような形や方向なのかを把握する「空間認識」と「注意力」を鍛えるといわれています。超難問を全部探し終わった後の達成感はひとしおです。

手作り計算ボード!これはボードの数字に足して25になるように数字のキャップを置いていきます。普通の計算問題を解くより難しい……。遊び感覚で出来るので利用者さん同士話しながら取り組まれています。

間違い探しや計算など簡単に見えますが、実はこれが脳にとって非常に有効です。

難問、奇問を苦労して解くこともいいのですが、単純な問題を数多くこなしていくことが脳の血流を改善し、機能の維持に貢献します。「こんな楽な問題…。」と思わずに、とにかくやってみることが肝心ですね。

これからも楽しく脳トレ出来るように試行錯誤し取り組んでいきたいと思います。