リハセンター 看護トピックス「食中毒について」
春の訪れとともに、これから少しずつ気温も上がっていきますが、
これから気をつけないといけないことの一つとして、 食中毒 です。
そこで今回は 食中毒について 少し説明していきたいと思います。
梅雨から初秋にかけて、温度や湿度が高くなりやすく、食中毒が繁栄しやすい条件が揃っています。
食べ物が腐ったりするのではなく、食中毒菌は食品に付着しても
「味」「色」「臭い」が変わらない ので気をつける必要があります。
食中毒の主な症状は腹痛・嘔吐・下痢などが見られ、
排便が粘液状になったり、血が混じることもあります。
風邪の症状と似ていますが、
自分で判断するのでなく、病院を受診 して診てもらいましょう。
食中毒の発生場所 は様々ですが、
自宅の中で多い場所として 台所、冷蔵庫、食事するテーブル が挙げられます。
基本的には日頃から綺麗にして置くことで予防できるので、きちんと消毒する必要があります。
その他の場所として、飲食店や旅館など食べ物をよく扱う所は注意しなければなりません。
自宅で行える食中毒の予防法 について
1.食品購入時
新鮮な物を選び、肉や魚などは必ずビニール袋に入れ、なるべく早く自宅に帰って冷蔵庫 に入れる。
2.保存時
詰め込み過ぎると十分に温度を下げることができずに菌が繁殖しやすくなってしまうため注意が必要。
冷蔵庫内は10℃以下、冷凍庫内は-15℃以下 に設定するように心掛ける。
※なるべく早く使い切ることが理想的
3.下準備時
手洗いについては、必ず指先から手首まで 入念に洗うこと。また、洗い残しにも注意が必要。
4.調理時
手洗いは上記同様に行う必要がある。なるべく加熱調理を心掛け、しっかり火を通すことが重要。
加熱する食材の中心部は75℃あり、1分程加熱すれば菌は死滅 する。
5.食事時
ここでも必ず手洗いを行う。テーブル上を消毒などして綺麗にして食べることが理想的。
温かいものは温かい状態、冷たいものは冷たい状態で食べるように心掛ける。

上記の内容については、 各施設の帰りの送迎前に全利用者に伝達しています。
食中毒についてはこれから流行してきますが、
みなさんが体調を崩されることなくご利用頂けるように
今後もこのような取り組みを続けていこうと考えています。
文責:ライトリハセンター 看護部