リハセンター看護トピックス 『インフルエンザの予防について』
季節も早いもので、今年も残すところあと1ヶ月程になりました。
毎年寒くなる時期になると、全国的に流行するものがあります。
その一つにインフルエンザが挙げられます。
今年は例年に比べるとインフルエンザの流行が早い様子で、
病院でもインフルエンザワクチンを打たれる方が増えています。
そこで、リハセンター看護部門からのトピックスとして、
インフルエンザの予防について、簡単ですが紹介させて頂こうと思います。
リハセンターでは看護部門の方からプチ勉強会として、
帰りの送迎前にインフルエンザの予防法について利用者様に説明させて頂いています。
利用者様のみならず、同居している子供さんやお孫さんなど、
みんなが日々の生活を送るうえで予防を意識していくことが大切です。
インフルエンザの感染経路としては飛沫感染が挙げられます。
「飛沫」とは、咳やくしゃみをした時に口や鼻から飛び出す微粒子を指し、
最大飛行距離は約2mと言われています。
飛沫に病原体が載って移動し、
それが近くにいる人の鼻腔や口に入り込むことによって感染するのが飛沫感染です。
豆知識として、その他の飛沫感染として挙げられるのは、百日咳、おたふく風邪などがあります。
注意して頂きたいのは、感染した人から2メートル以上離れても、
インフルエンザに感染することがあります。
学校や会社、デイサービスなど人数が多く一緒の部屋にいる場合は、定期的に換気を行う必要があります。
換気がきちんと行われていないと、空気中の飛沫や飛沫核が濃縮され、
インフルエンザウイルスが空気感染するようになります。
換気を長時間行わないと空気感染を引き起こす可能性が高いので、
リハセンターでも流行する時期になると定期的な換気を実施しています。
今回のプチ勉強会では、各自が取り組みやすい内容の予防法を伝えました。
①:うがい・手洗いをする
②:部屋の加湿を行う
③:食事をしっかりと摂取する
④:十分な睡眠を取る
⑤:マスクを装着する
⑥:予防接種を受ける
以上6つの予防法について説明させて頂きました。
上記6つ予防法の中で、勘違いされやすいものがあります。
それは予防接種を受けるとインフルエンザに感染しないという考えです。
予防接種はインフルエンザの感染を予防しますが、
100%感染しないという訳ではありません。
なので、その他の予防法も一緒に取り組んでもらうことが大切です。
上記の予防法は国からも推奨されているので、
予防接種を含めて当デイサービスでも利用者様に取り組んでもらえる様に促しています。
文責:リハセンター看護部