トピックス『施設内通貨:ライト』のご紹介

今月のトピックスは『施設内通貨:ライト』についてご紹介したいと思います。

現在、㈱ライト総合ケアサービスは、

<ライトケアセンターひかりの里> <ライトリハセンター> 
<サンライト海老津> <ライトケアセンター日の里>

の4つの通所介護(デイサービス)事業がありますが、

どの施設でも『施設内通貨:ライト』というものを導入しています。

簡単に説明しますと、この『施設内通貨』というものは、

各施設の中だけで稼いだり、使ったりすることが出来る通貨のことです。

施設内通貨ライトは下記写真↓のような感じで、

各施設とも大体7種類程度(5ライト、10ライト、50ライト、100ライト、500ライト、1,000ライト、

5,000ライト)の通貨の単位を取り入れています。

この『施設内通貨;ライト』には、稼ぐ・貯める・使う、の3つの活用があります。

ライトの稼ぎ方としては、

例えば自分のリハビリメニューを全部クリアしたら50ライトがもらえる、

起立運動を100回したら100ライトがもらえる、

脳トレ問題を解いたら10ライトもらえる、お手伝いをしたら20ライトをもらえるなど、

何か運動や活動をするごとにもらえる仕組みになっています。

このように通貨を活用することで利用者様が自己選択、自己決定のもとスケジュールを組み、

1日を主体的に過ごすことで、

楽しんで意欲的にリハビリに取り組んでもらえるように工夫しています。

使い方に関しては、

例えば食事会の参加の権利を得るために5,000ライトが必要だったり、

利用者間でカジノや勝負事に使ってもらったり、

マッサージや美容クラブなどにも使えたり、様々な使い方を工夫しています。

施設内通貨を活用することは脳を刺激し活性化にも効果的だと言われています。

通貨を稼ぐ、好きなことに使う、目的をもって貯める、という行為が脳の「報酬系」を刺激して、

やる気を発揮する『ドーパミン』という神経物質の分泌を促進するそうです。

この「報酬系」というのは、脳が欲求に満たされたときに活性化して、

『快』の感覚を与える神経系だと言われています。

また「報酬系」は報酬を得ることを期待して行動している最中にも活性化する、という特徴があるようです。

この「報酬系」が活発になると記憶力が高まり、学習のみならず、

高齢者の方の記憶力維持認知症の予防にも有効であると言われています。

今後も施設内通貨を上手く活用することで

当事業所でのサービスの幅や楽しみが少しでも増えて、利用者様が有意義に過ごして頂き、

意欲を持ってリハビリに取り組んでもらえるように、

さらなる施設内通貨の活用方法を工夫していきたいと思います。