リハビリトピックス:介護予防について
今回はサンライト海老津のリハビリ部がトピックスの担当をさせて頂きます。
テーマは「介護予防について」です。
本来であれば合同勉強会にて発表予定でしたが、
福岡県でも新型コロナウィルスが拡大してきているため
感染拡大が落ち着くまでは予防のため延期という形になりました。
なので延期になった内容の部分を
今回は少しだけ抜粋して紹介しようと思います。
下記の内容にそって資料をまとめさせて頂きました。
日本の現在の 高齢化の推移 は進んでおり、
世界の高齢化と比べてもこのような差を生じています。
昨年のデータになりますが、
2位のイタリアより5.4%も高い割合になっているのが分かります。
要因としては、医療や食料などの充実も挙げられます。
結婚数の減少や晩婚化の影響ともいわれています。
現在国が進めている自立支援・重度化予防については
上記のような取り組み重要とされています。
効果的に行うには リハビリのみ ではなく、
栄養や口腔機能 にもフォーカスを当てて取り組む必要があります。
ここでも記載されているように、
多職種で協力してアプローチ していくことが重要となります。
予防の段階としては上記のように3段階に分けられています。
下に行くほど機能低下が進んでいくことを表しており、
なるべく上の段階で予防 できるような取り組みが重要となります。
また、廃用症候群やロコモティブシンドローム についても
職員は知っておく必要があります。
その人らしく生活を送ってもらうためには、
日々の生活から活動的に動いてもらったり、
できる事は自分で行ってもらうといった支援が必要です。
手伝うことも大事ですが、
過介助をし過ぎた結果として廃用を助長する可能性があります。
入院中に寝たきりの状態を1週間続けてしまうと、
元の筋力に戻すためには3倍以上の時間を要す とされています。
1週間の場合は3週間はかかってしまうので、
廃用は本当に防ぐ必要があります。
ライトでは各施設にリハビリ専門職が在中しており、
その人に合ったリハビリ や集団での運動を提供しています。
起立訓練は1日100回~150回 を集団で実施して、
下肢筋力の維持・強化を目指しています。
起立訓練は固定物を把持することで容易に行える運動の一つで、
多くの施設でも取り入れられています。
また、ご自宅で過ごしている時に困っていることなども
多職種と情報を共有しながらアプローチしています。
今回は介護予防についてまとめましたが、
ライトでの取り組みも少し紹介させて頂きました。
少しでも皆さんの在宅生活がより良い時間になるよう
各施設で支援していきたいと思っています。
文責:松本淳志