看護トピックス インフルエンザ予防についての勉強会
秋風が心地よく過ごしやすい反面、
朝晩の寒暖差により体調を崩しやすい季節となりました。
サンライト海老津のご利用者も秋服を着られる方が増え、
自分自身で体調を崩さないように管理されています。
今回はサンライト海老津の看護部門からトピックスの紹介をさせて頂きます。
毎年この季節になると注意しなければならないものがあります。
それはインフルエンザやノロウィルスといった感染症です。
今年は新型コロナウィルスの流行により、
感染症予防対策が強化されていますが、
今回のトピックスはインフルエンザについてまとめさせて頂きました。
インフルエンザは毎年12月~3月にかけて流行しています。
インフルエンザは鼻や喉といった上気道の粘膜に
ウイルスが付着して感染するとされています。
感染することで起こる症状としては、
発熱(高熱)・頭痛・倦怠感・筋肉痛などの全身症状が見られます。
感染経路としては飛沫感染・接触感染があり、
潜伏期間は1~5日間と言われています。
インフルエンザ予防としては流行前のワクチン接種が一番有効ですが、
ワクチン接種をしたとしても、インフルエンザに感染してしまう場合がありますが、
ワクチン接種している方が軽症で済むことが期待されています。
そのため、ライト総合ケアサービスでは
ご利用者に早期のワクチン接種をお願いしています。
今年のインフルエンザの傾向として、
厚生労働省が発表した「インフルエンザの発生状況」によると、
令和2年9月14日~20日のインフルエンザ報告数は、全国で4件と報告されていました。
※前年の同時期の報告数は5,716件。
また、8月31日~9月6日や9月7日~13日などの期間でも
感染者報告数は前年と比べて極端に少なかったとのことでした。
極端に少なくなっている要因としては、
新型コロナウィルスの感染症対策が関係していると言われているそうです。
例年以上のマスク着用、うがい・手洗いの徹底の
意識の高さが功を奏しているとのことでした。
以上の点をご利用者に対してプチ勉強会としてお話させて頂きました。
サンライト海老津はもちろん、
ライト総合ケアサービスの他施設でもスタッフ・ご利用者共に
マスク着用や手指消毒、来所前後でドアノブやリハビリ機器・テーブルなどの消毒、
定期的な換気、手洗い方法の掲示と実践、感染予防シートの設置、
食事前のお茶のうがい誘導などをしっかりと行い、日々感染予防に努めています。
新型コロナウィルス対策として取り組んでいた内容もありますが、
今回ご紹介した取り組みについては、インフルエンザに対しても有効です。
ご利用者が安心して利用でき、楽しい時間を過ごして頂くためにも、
今後も感染予防対策を行っていきたいと思っています。
1年前は考えられなかったことが起きていますが、
みんなで協力して苦しい時期を乗り切っていきましょう。